貫とは主に水平方向の固定に用いるもので、間柱は垂直方向の固定に用いるものになります。
それぞれの方向に対する強度を強めるために、木材断面が異なります。
こちらも貫と同様、主に水平方向に使用するものになります。
貫との違いは、厚みがあり、重量物を支える役目を果たします。
胴縁とは、壁の板張りやボード張りなどを受けるための下地部材です。
破風板は屋根の妻側(瓦の下の外に露出している部分)に使用される木材で、建物へ雨風の侵入を防ぐ役割があります。
両方とも外部使用材なので、腐食・腐敗に強い特徴を持っています。
赤松は耐寒性、耐水性が強く土中杭としても利用される木材です。
価格も比較的安く、強度もあるために、良く使用される木材の1つです。
桟木とは瓦止めや障子の格子などに使用される部材を差し、赤松の耐摩擦性などを生かし、利用されることが多いです。
野縁とは天井の仕上げ材を張り付ける部材で、強度、軽さを兼ね備えた部材です。
赤松の特徴を生かした胴縁です。
スプルスはマツ科の木材で、主に北米産、ヨーロッパ産のものがあります。
強度は概ね中庸ですが、加工がしやすく、くぎ打ちやネジ止めなどとの相性が良いです。虫による被害を受けやすいですが、塗装することによって防げ、また綺麗な仕上がりを得られやすい木材です。
タモはブナ科の木材で、硬度と反発力を持っています。そのため、プロ野球のバットを筆頭に、各種スポーツに使用されたり家具やフローリングなどにも多く利用されています。
米松は、名前の通りアメリカ・カナダ現在の松で、適度な硬さがあるため、加工性や耐久性に優れています。
木目も美しく、住宅業界ではメジャーな木材となっており、ホームセンターなどでも手軽に入手することが出来ます。
米ツガに防虫や防腐の薬剤を施したものです。
ツガはマツ科で、強度もあり、しばしば国内ヒノキの代わりに使用されることもありました。
木目が優しい感じで、味のある木材です。
役とは、端部やコーナー部分など、一般的な寸法では納まらない箇所に使用する部材のことを言います。